夏みかんと甘夏。

「愛媛の柑橘」シリーズ。

愛媛県明浜町にある柑橘園へ、今年も3月31日に収穫その他作業をお手伝いに行ってきました。

翌日4月1日は高知市筆山のイベントへ出店。

4月2日に、わけていただいた柑橘の仕分けと計量の作業。

手前2コンテナが甘夏。
奥4コンテナが夏みかん
※見た目では甘夏と夏みかんの判別不能なので、
夏みかん←レモンや小夏を載せ
甘夏←新聞紙の切れ端を入れ
わかるようにして持って帰ってきました。

甘夏。

夏みかん。

見分けがつきません😂
果皮を刻んでいる時や果汁を絞った時の香りが若干違う気がするのですが、見た目では判別できず。

柑橘園は滋賀県に住む旧い友人の、ご主人のご実家です。

農園主だったお父さまがなくなられてから、息子さん(友人のご主人)が収穫に帰省されるタイミングに合わせて、3月末から4月初めにお手伝いに行くことになって、もう6年ぐらいになるでしょうか。

お母様をはじめ、ご家族の皆さんは、「ダイダイ」と夏みかんを称されます。

何年か前に気になり調べましたら、夏みかんの別名が「ナツダイダイ」。

そして甘夏は、夏みかんの枝変わり品種(突然変異の一種)により発生したのを、1935年に大分県津久見市の川野豊氏により発見され、「川野ナツダイダイ」と命名されたそうです。甘夏の正式名称は「カワノナツダイダイ」。発見し、育成された方のお名前がちゃんと入るのですね!

「川野夏橙」の品種登録は1950年。甘夏は、夏みかんに比べると着色(緑→黄色→オレンジ色)や酸の抜けるのが早く、甘さが際立ってるせいでしょう、夏みかんから甘夏に栽培を切り替える農家が増えたため、夏みかんの樹は、今ではほとんど栽培されていないそうです。農家の自家用分(一軒に1~2本ぐらいでしょうか)になっていて、夏みかんはある意味、とても貴重なのだとか。

小学生の頃(今なら多分まちがいなく放送禁止の)アニメで「だめおやじ」というのがあって、身ごもると「夏みかんが食べたい!」と暴れていたオカン、がコドモゴコロにもたいへん強烈に印象に残っているのですが・・・(年がばれますね。)脱線してすみません。

マーマレード作りには、この、きりっとした「酸味」が、とても重要なのですね。今年はたくさん分けていただきましたので、夏みかんマーマレードは、大瓶(400g)のご予約も承ります!

(ご予約)夏みかんマーマレード大瓶の商品ページはこちら