(2014年に書いた記事が下書きトレイに残っていたので再掲)
四国に移住してくるまでは、未知の柑橘でした。
高知では「小夏」
愛媛では「ニューサマーオレンジ」
宮崎では「日向夏」
同じものが、産地が違うと呼び方が変わります。
皮の白い部分に苦味がなくそのまま一緒に食べると知った時も驚きました。
夏みかんなどは表皮と実の間の白い「わた」の部分の苦味が強いのですが、小夏は苦味がほとんどなくむしろ甘みがあります。
表皮を薄く剥いて
薄く表面をむくのには、縦型ピーラーが便利。
表皮を薄く剥いたら、白い「わた」ごと、いっしょにいただきます。
香り高く甘さがほどよく、さっぱりとした味でファンが多いのもうなずけます。
断面はこんな感じ。ただし横切りすると食べにくいです(撮影用に切りました)。
小夏の香り高い表皮は、アロマオイルの「シトロネラ」と同じ香りがします。
(シトロネラはイネ科の植物ですが香りの成分が同じなのでしょうね)
さて、この小夏(愛媛県産なので、正確にはニューサマーオレンジなのですが)を使った「甘夏×小夏マーマレード」
表皮を薄く剥いた小夏をスライスし、丁寧に種を取り除いたものが入っています。
煮詰める前。見えますか~?銀杏切りの小夏がいます。
夏みかんマーマレードに比べると酸味が少なめで、ほんわりと優しい味。 夏みかんマーマレードの濃厚な甘酸っぱさも、もちろんいいのですが、こちらもおすすめです!