旬といえば

(2015年2月26日の記事です)

旬のたべもの、といえば何を想像しますか?
春先の山菜は筆頭でしょうか。
お野菜も、やはり旬の季節に採れるものはビタミンやミネラルも豊富で、なにより美味しいです。
いろいろなところからあつめられたものが店頭に並び、冬にトマトやきゅうりが並んでいるのも今では普通の光景かもしれませんが、余分なエネルギーを使わずに自然にその季節に採れるものかどうか?を考えながら、お買い物をしてみるというのも頭の体操になっていいかもしれません。

植物以外でも、例えばお魚も季節によりとれるものが違いますね。

卵はどうでしょう。価格の変動が比較的少ないものの筆頭、と言われています。品種改良、飼育環境など・・・で一年中たくさんの卵が店頭に積み上げられています。

品種改良されている鶏であっても、自然環境で飼っていると春や秋にたくさん産み、夏や冬には産む回数が少なくなります。

谷川農園では2009年ぐらいまで、極々小規模ながら採卵養鶏を営んでおりました。
暮らしている地域へ感謝の思いを込め「四万川の平飼い卵」という屋号で、地域の方へ個別にお届けしたり、高知県内外のお店へ、少量ずつですが定期的にお送りしたりしていましたので、「聞き覚えがある!」という方もいらっしゃるかもしれません。

屋根はありますが開放型の鶏舎、ほぼ自然に近い状態で飼育しておりましたので、春と秋にはたくさん、夏と冬にはやや少なめの産卵でした。

春と秋の出荷量に基準を合わせると、どうしても夏や冬にお送りする量が減ってしまい置いていただいているお店にご迷惑をお掛けしたり、春と秋のたくさんあるときだけお声をお掛けして置いていただいたお店もあり・・・といったことが思い出されます。現在は自家用+α、という羽数、数羽だけになりました。
養鶏を休止した理由はこちら
養鶏の縮小と加工品への取組)

その数羽は、若い鶏ではないため春秋の産卵さえも少なく、夏と冬は全く産まないので(記録を見たら11月19日に産んだあと皆無)もう絞めてしまいましょう、とオットと相談し、締める日を2月28日か3月1日に、と予定しておりましたら・・・なんと今日、久しぶりに産卵しておりました。若い鶏のようなきれいな卵です。

「まだ産むで!締めるのはまだにしてや!」ということなんでしょう。ニワトリ恐るべし。

2015年2月26日、久しぶりの卵。

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