大寒波

40年に一度というレベルの大寒波。
皆さんのところはご無事でしょうか。

人命はもちろんのこと、除雪が困難で道路の確保ができない地域の孤立、また、農業施設の倒壊など、これから、いろいろな状況が明らかになってゆくことと思います。
被害がなるべく少なくすみますように・・・と祈る気持ちでおります。

当地も氷点下10度近くまで冷え込む予想が数日前からされており、谷川農園も、最大限の厳戒態勢でした。24日の夜は、山羊や鶏小屋(差し込みパイプハウス)が無事か心配で眠れず。

いつもより早く下へ降りて、「もぅちゃん?もぅちゃん!?」と呼びかけても返事がなく・・・非常に焦りましたが、急いで中へ入ると、きょとんとした顔。
はぁぁあぁ~よかった。何とか厳寒の夜が越せたようで、ほっと一息。

もぅちゃんの小屋、鶏の小屋は、もともと鶏(採卵鶏)小屋で、遮光のための白い屋根があり、妻面は開放。

軒高がそれほどあるわけではないので、下した雪が軒高ラインもしくはそれより上まで積みあがっています。

雪下ろしの道具は、アルミのえぶりの先に、古いアクリル毛布を巻き付けたもの。

一通り、下から届く範囲まで掻いてから、おろした雪を踏み固めた上に載り、天辺まで一気におろします。今回は気温が低く軽い雪でしたが、それでも放置すれば重みで屋根がつぶれてしまうのでやっておかないといけません。山羊小屋の次は、鶏小屋(仕切って続きが資材置き場になっている)もおろします。

鶏小屋の北側は、軒高より上まで積みあがりました。
このあと、一段下にある苗床用のハウスの雪もおろします。こちらは、閉め切ってあって被覆が透明のものなので、中の温度が上がっているのか雪の量が格段に少なかったので楽でした。

1月24日の午後に30~50㎝の雪下ろし、1月25日の朝にも同じかそれ以上の量の雪下ろしをしたので、目測ですが、今回の降りはじめからの総積雪量は80cm前後???くらいでしょうか。

1月25日お昼頃には、雪雲は去り、曇り空~時々晴れ間ものぞくまでになりました。
水道の凍結が怖かったので24日夜には元栓を閉め、気温がプラスになるまでは、念のため断水状態で過ごすこととします。

雪かきをしながら、しばらくは家の周りに積もった雪の綺麗そうなところを溶かして沸かしてから飲料水として利用しようなどと考えていたのですが、いただき物の水セットがあることを思い出しました!ありがたいことです。

袋入りの水2ℓ×6本と、カートリッジのセットです。いただいたときは非常用にいいかもね、なんて話していたのですが、まさか本当に非常用として使うことになるとは!

また、24日の夜、21時過ぎには、地元消防団の出動要請があり、谷川農園・オットも出かけてゆきました。農と生きもの研究所ブログ記事にfacebook投稿より埋め込みました。

消防団については、火事での出動のイメージが強いと思いますが、自然災害や行方不明者の捜索、地域で開催されるイベントの警備など、活動は多岐にわたります。
他に職業を持ちながら、日頃より地域の防災に取り組まれている消防団員の皆さま。
今回も、大雪の中、夜間の出動、そして担当される地域によっては、夕方にも別件での出動があったため、一日に二回の出動となった方もあったそうで、まことに、まことに、お疲れさまでした。