かろうじて生き延びた白菜を自家採種

白菜の播種時期(8月末から9月初めごろ)は、まだ虫が多く、ネットで防ぐなどの工夫が必要なんですが(薬剤を使用しない場合のことです)…2014年の秋は(ほぼ自家用ということもあり省力の意味で)何もせず定植し、予想通り見事に虫に食い散らかされ…惨憺たる状況でした。レース状の葉になっていました。
とはいえ、全滅はしなかったようで、ぽつぽつと(予想以上に)生き残り、種を採ることに。

結球白菜用としてではなく葉物野菜(白菜葉として野菜セットに時々入っています)として。

あくがなくて、和え物・炒め物・浅漬けなど、いろいろに使えて便利な葉物の一つです。

アブラナ科の採種時期は雨が多くて乾燥に失敗し、かびてしまったり、採種前にアブラムシが「びっしり」ついたりと、品質の良いものをたくさん採るのはなかなかむつかしいです。(畑に長く置くことにもなりますし、ね。)

今年は雨が少なすぎて露地畑への水やりをせねば、と(雨の多い当地ではめったにないことなんですが)いう気候なので、アブラナ科の種採りには最適かもしれません。

いろいろな作物を少しずつ作付けし作業もいろいろなことを細切れに、というのは一見たいへんなようですが、「すべてが全滅」ということがないのがありがたいところです。

 

 

白菜の自家採種。品種はわが農園の定番葉物「白菜葉」に使う京都3号。まあ結球させないし・・なので交雑しない程度に気を配り・・・です。こういう春先に「乾燥」している年はたねとりには最適。半分は仕上がりました。残りは追熟乾燥中。タネコロに出すかも?です。

Posted by 谷川 徹 on 2015年5月27日

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