高知大学の学生さんの実習合宿

11月14日~15日にかけて、農と生きもの研究所(谷川農園・オット)のおしごとで、高知大の学生さんの実習合宿でした。

学生さん13名、先生1名の他に、愛媛から2名、香川から1名、三重からも2名。合計5名の皆さまにお手伝いいただき、おかげさまで無事終了しました。

食事についても、学生さんが主体になって作るということが実習の一部とのことでしたので
わたし(谷川農園・ツマ)は食材調達の部分での、お手伝いを。
谷川農園産の野菜だけで、皆さまの胃袋を満たすのは困難なので(というよりは谷川家の冬の食料がひっ迫すると困るので)なるべく近いところのものを使わせてもらうということを基本に。

到着がお昼前でしたので、昼食については「かまや」さんにお願いし、地域の食材(野菜・山菜)中心のお弁当を作っていただきました。

食材がすべてわかりますか?というところから実習がはじまっておりました。イタドリ・ずいき(芋がら。里芋の茎です)がわからないという声が多かったですね。

昼食後は小雨がぱらついたり、時折雨脚が強まりましたが、圃場内をひとまわりし、間引き菜を収穫。

翌日昼食おむすび(菜飯)用の大根葉。

収穫後、根についた土をざっと洗い落としています。上の写真は大根葉、翌日昼食の菜飯おむすび用です。

ごぼう、かぶの間引き菜。夕食用。

ごぼうと蕪の間引きは、夕食の「野菜中心の鶏鍋」で、しゃぶしゃぶっと(さっと火を通して)香りを楽しむ食べ方をと。
ちなみに男子学生の何名かは「ごぼうの茎、苦い~~~!」と悶絶!?してました。ほろ苦いぐらいかな?と大人は感じるんですが・・・若い人のからだには、まだ苦味が必要ないから???なのでしょうか、苦味を強く感じるんだなと。
思い返せば・・・子供時代~若いころには苦手で、長じてから好みになった苦味のあるもの、あるある!と。オトナになると、からだが苦味を欲するのかも知れませんね。

間引き菜水洗い後。

ざっと土を落とした後、合宿で使わせていただいていた交流センターへ戻り、よく洗って調整し、きれいにしてもらいます。

交流センター調理室で間引き菜の調整。

リーフレタスも、味見用にいくつか収穫。

リーフレタスも。味見用。

愛媛からお手伝いに来ていただいていたMさんが、貴重な「こぼれ種から自生した胡瓜の、今季最終収穫分」をご持参いただきましたので、谷川農園のブラックチェリーミニトマトも一緒に、味見用サラダとなりました。
Mさん、オリーブ油・塩・実生柚子果汁&果皮で、ぱぱっとドレッシングを作ってくださいました。
お持ちいただいた胡瓜。太めなのに中の種はまだ小さくジューシーで美味しかったです。

使用した食材(谷川農園産以外)の、産地(わかる範囲)と購入場所を、ご参考までに書いておきます。
ちなみに、上記写真の間引き菜類、生姜と実生柚子は、谷川農園産でした。

白菜:梼原町四万川(しまがわ)地区のKさんのもの
ひらたけ:上記のKさんより、ご厚意で、ご提供いただきました!ありがとうございました!
お米:梼原町四万川(しまがわ)地区の生産者さんのもの。「しまがわ市場」で購入。
お茶:梼原町四万川(しまがわ)地区の生産者さんのもの。「しまがわ市場「で購入。
にんじん:梼原町四万川(しまがわ)地区の生産者さんのもの。「しまがわ市場「で購入。
大根:梼原町の生産者さんのもの。「マルシェゆすはら」で購入。
白ねぎ・生しいたけ:梼原町の生産者さんのもの。「マルシェゆすはら」と、町内のスーパーMさんで購入。
春菊:梼原町の生産者さんのもの。町内のスーパーMさんで購入。
ぶなしめじ:高知県内(黒潮町)産のもの。町内のスーパーMさんで購入。
えのきたけ:愛媛県(宇和島)産のもの。町内のスーパーMさんで購入。
海苔・かつお節・昆布:国内産。高知県内のメーカー(海苔:かね岩さん/かつお節:森田さん/昆布:泉利さん)のもの。町内のスーパーMさんで購入。
糸こんにゃく:徳島県産、国産のこんにゃく芋使用。町内のスーパーMさんで購入。
鶏肉:高知県内産(生協共同購入)
鶏ミンチ:国内産(生協共同購入)
たまご:高知県内産、飼料は収穫後の農薬不使用で遺伝子組み換えでないトウモロコシ使用(生協共同購入)
煮干しだしパック:愛媛県松下海産さんのもの。(生協共同購入)

お豆腐:梼原のお豆腐屋さん、吉村豆腐さんのもの。(町内四万川地区のS商店さんで購入)

お豆腐は、人気があって午後になるとお店によっては売り切れてしまうことが多く、今回は木曜日に吉村豆腐さんへ行ってご無理をお願いして、金曜日に特別に納品していただき、取り置きをお願いしておりました。吉村豆腐さん、S商店さん、どうもありがとうございました!
お豆腐美味しい~!とお手伝いに来ていただいていたYさん。
高知県内のお豆腐は固めで大豆の味がしっかりする濃いものが多いのですが、吉村さんのお豆腐、ほんとに美味しいです。

こうして書き出してみると、なんと「四国内産」でほとんどの材料がまかなえていますね。
なるべく近いところのもの。と意識し、また、いろんなところで少しづつ調達を。(お金の地域内循環という観点でも考えました)
四万川地区>梼原町>高知県>四国>国産

調味料については谷川家で使っているものを持参。基本の調味料は「できる範囲で」良いものをと心がけております。
醤油:くまもと有機の会(ヤマア)丸大豆醤油(原材料は無農薬国産麦・国産大豆・天日塩のみ)
発酵調味料:味の母(原材料は米・米こうじ・食塩のみ)
塩:高知県産天日塩。大粒のものを、乳鉢でコリコリと細かくして使いました。大粒のものはリーズナブル価格なんですよ。
味噌:残念ながら自家製ではありません。(原材料は国内産の大豆・米・食塩のみ)
オリーブ油:スペイン産EXバージン(有機栽培オリーブ)

食器や調理道具を洗うための洗剤についても、
谷川家でいつも使っている愛媛県宇和島市の八坂石鹸さんの台所用固形石鹸を持参しました。

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翌日15日は快晴。

わたしは地域の草刈り作業に行かなくてはいけなかったので不在でしたが・・・

畑・その周りの生きものについての実習が行われました。

畑とその周りの生きもの(動くもの中心)の実習。

畑の横を流れる川の中の生きものも。

川の中の生きものも。

そして前日・前々日とずっと雨が降っていて外へ出られず、やっと外へ出て「ごきげん」の我が家のアイドル山羊「もぅちゃん」。
先代の山羊「めいちゃん」は大勢の方が来られると終始興奮気味でしたが、もぅちゃんは最初だけで、すぐにマイペースに戻っていましたね。

大勢の人が来てもあまり動じない、もぅちゃん。

学生さんも、先生も、お手伝いに来ていただいた皆さまも、お疲れさまでした。
そして遠路遥々と来ていただき、ありがとうございました。

そして最後になりましたが、合宿場所の「四万川交流センター」を管理しておられる集落活動センター四万川の皆さま、六丁地区の皆さまにも、心よりお礼を申し上げます。
まことにありがとうございました。

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写真はすべて、農と生きもの研究所の研究員でもある、香川県からお手伝いに来ていただいたCさんの撮影です。こちらも、まことにありがとうございました!ほんとに助かりました!

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